(ミヤマクワガタ)
DETA  2008.10/15
学 名 Lucanus maculifemoratus(ルカヌス  マクリフェモラトゥス)


出 身
日 本
ギ ネス ワイルド(野外)78,6mm
ブリード(飼育)76,2mm
大 きさ
♂43〜 76mm
♀25〜40mm
飼 育温度
夏 場25 度以下
冬場
成 虫寿命
羽 化して から丸一年くらい、活動成虫はワンシーズン
出 現期間
6 月〜9 月
産 卵セット
広 葉樹の 発酵マットor黒土
産卵木やや柔らかいもの
温度20度〜23度、湿度高い
産 卵場所
マッ ト
幼 虫飼育
添 加剤発 酵フレーク
食 する木
ク ヌギ・ コナラ・エノキ・ミズナラ等、立枯れ根部分、
地面に埋もれた朽 ち木部分
幼 虫期間
野 生は2年くらい→蛹期間→成熟約1年
注 意
高 温、乾 燥、♀弱い
卵の状態で取り出さないで孵化してから
野生のミヤマは2年1化1年越しする のが多い様
2004・ 2005年度の飼育記はこちら
ミヤマは、山地に住むの で飼育では高温には注意します。
標高300〜500mくらいの場所によく見られるようです。
山 の気温は標高が100m高くなると気温は0.6℃下がると言われています。山は降水量も多 い様です。高山に登って行くと、森林の種類がブナ林→亜高山性針葉樹林→ハイマツ林へと変わっていくそうです。
成虫は 夏の暑さに少し耐えられみたいで、うちでは私が知らなかったばっかりに真夏にそのまま室内で一週間平気でした。出来れば25℃以下で飼育。ですが乾燥には 弱いです。
毎 日のように霧吹きなどで成虫の体に直接水を吹きかけてやると良いらしいので、わたしも実践していました。
♀がやや弱く、急にひっ くり返ってよく★になります。交 尾産 卵して、 夏が終わると死んでしまいます。


伊豆産・ミヤマ♂(標本)
温度さえ調節でき れば産卵してくれますが、寒い地域や標高の高い場所で採れたミヤマは気を使って低温度・高湿度に努めます。
♂はなかなか好戦的で、ペアリングはあまり長く一緒に入れると♂が♀を攻撃するので1週間くらいにします。メイトガード(♂が♀をガードする)をします。
私はこれまでに2産地のペアをお土産にいただき、両方とも幼虫を得るこ とが出来ましたので、現在はその子孫の幼虫を飼育しています。幼虫の成長はゆっくりで小食です。 野生のミヤマは2年1化1年越しする のが多い様です。
私の所有している無数のクワガタ本によると、羽化した年は交尾も産卵も しないようです。繁殖には翌年までかかるためそれまで生かす工夫がいるそうです。最難関は蛹化羽化だそうで25℃飼育ではまったく羽化までこぎつけられな いようです。
飼育ミヤマクワガタ
山梨県塩山産(標高1400メートル付近)
2004年8月採集

近所のママ友さん夫婦が、ペンションすずらんに泊まった時のお土産にいただきました。当時ミヤマには興味がなかったのですが、いただいた♂が大きく立派な 個体で一目で気に入ってしまいました。秋ポン有り難う!!!
すずらんは有名なペンションなのですが、標高が高い場所にあり都心に比べると別世界だそうです。真夏でも夜は15〜16度位まで下がり避暑地に最高。と
す ずらんのHPで紹介してありました。ずいぶん涼しい?というより寒いです。
普通にクーラーの効いた場所では産卵せず、キンキンに冷やした部屋で産卵に成功しました。19〜23℃あたりです。ひと夏ミヤマと過ごしてくれてありがと うママ〜ン。
採れた幼虫は16頭・うち3頭を落として現在13頭を飼育中です。
静岡県伊豆産(標高270〜300メートル付近)
2005年夏採集
うちから近くにお住まいの虫友さんのひらリンさんから、伊豆のお土産にいただきまし た。ありがとございます!!
この親虫は結構長生きして、♀は10月、この♂は12月10日まで生きていました。しかもフ節取れはまったくなかったので、標本にしました。(*^^*)
産卵セットは1回のみ、コバエシャッター(小)で組みました。マットはやや劣化して黒っぽく目の細かいもの、気持ち水分多めで産卵木はなしです。このセッ トで13頭の幼虫を得ることができました。





2006年
2月16日


更新ついでにミヤマベージも衣 替えしてみま した。
昨日は暖かかったのですが、今日はあいにくの雨で気 温が下がりま した。
暇こいていたので、外の物置きの中のミヤマ幼虫をチェックしてみました。皆さん、各々に越冬しとりました。
姿が外から確認できないものもありました。

山梨産幼虫は今年で2年になりますので、夏には羽化すると思います。初めての体験なので無事にできるかドキドキものです。










2006年
4月18日
本日はとって も暖かくて日中25℃近くありました。山梨産のミヤマを涼しい場所に移動させるついでにマット交換もしました。プラボトル組(主に♂)の方は順調でマット の湿度も保っていましたが、プリンカップ組(♀多し)の方は乾燥気味なのでした。
そのせいか1
頭成長不良がいます、体重を測定すると2g多分羽化までもっていけないで しょう。(TOT)
プラボトル組
プリンカップ組

♂・・・ 12g

♂・・・7g

♂・・・ 10g

♀・・・7g

♂・・・ 10g
10
♀・・・5g

♂・・・ 13g
11
♂・・・5g

♂・・・ 13g
12
♀?・・・ 4g

♂?・・・? g
13
♀?・・・ 2g

♂・・・ 12g










2006年
6月11日
標高の高い場所で採集された山梨産のミヤマ幼虫は、野菜室にて飼育中です。ちなみに野菜室は15℃キッカリで す。2年間の幼虫期間を経てとうとう蛹室を作る個体が出てきました。









2006年
7月22日
虫友のタカギさんが採集して来 たお土産に、北海道赤井川村キロロ産のミヤマクワガタ2ペアをくださいました!!
(*^▽^*)ワーイ、ありがとうございます♪
♂は凄い元気で動きまくり飛びまくりです。
ここの所の関東は梅雨がまだ明けず25度以下の気温なので、ちょこっとクーラー効かせた部屋でブリード開始です。産ませるのが難しい噂を聞いた事が有る北 海道ミヤマですが、どうなるでしょうか!?

セット内容は、コバエシャッター(中)で中 仕切。
くわmat使用、片側のみ柔らかい産卵木1本使用。





2006年
11月8日
虫友 さんのタカギさんから採集のお土産に頂いた、北海道・赤井川村キロロ産・ミヤマの産卵セットの幼虫を掘り出してみました。1ケ月程前に割り出していたので すが、幼虫が小さかったので戻して放っといてました。
ササッと回収すると33匹いました。
(*^▽^*)ワーイワーイ♪
あと死体も出てきました。(汗)ミヤマ幼虫はやや弱くよく落ちるので、他にも☆になったのもいたかもしれません。親虫は全て☆になりました。破損が多くて 今回は標本に出来ませんでした。いつもし損なっているのでうちにミヤマの標本は1体のみなのでした。

















2007年
4月30日






(;゚{}゚) 山梨産ミヤマがとうとう羽化〜!!
長い、長かったぞぉ〜!
3年もの長い時間を経て、やっと山梨産ミヤマ達が羽化しました。
今年の始めに前蛹〜蛹になり始めて、羽化してから一ヶ月以上は 経っていたので掘り出してみました。

結果
プラボトル組
プリンカップ組
(完品で羽化) ♂・・・ 12g
(完品で羽化) ♂・・・7g
(羽化不全) ♂・・・ 10g
(完品で羽化) ♀・・・7g
(羽化不全) ♂・・・ 10g
10(羽化不全) ♀・・・5g
(完品で羽化)
♂・・・ 13g
11(完品で羽化) ♀・・・5g
(死亡☆) ♂・・・ 13g
12(完品で羽化) ♀?・・・ 4g
(羽化不全) ♂?・・・? g
13(死亡☆) ♀?・・・ 2g
(死亡☆) ♂・・・ 12g


完品の個体は、♂3頭・♀3頭でした!!
ちょうど良く3ペアですね♪しかも♂の2頭はかなり立派な個体です!!
ですが、羽化不全の個体が出まくってしまいました。
時期的に寒い時期での羽化でしたが、羽化不全の個体が多く状態も酷くてゾンビみたいです。





2007年
9月8日
北海道産ミヤマの幼虫の様子を チェックしてみたら、この夏の関東の猛暑のせいか幼虫が前蛹になっていたのでした。去年の夏に産卵セットから回収した幼虫です。
早い、早過ぎるよ・・・

ところで前回↑の山梨産新成虫軍団は半分がお☆様になってしまいました。蛹室から掘り出した後、後食していました。羽化した年は活動しないんじゃなかっ たっけなぁ??♀が1頭のみになってしまったので慌ててペアリングしてみました。
私にとってミヤマはまだ未知の部分も多いクワガタです。


飼育。
その他の飼育種(過去含)

クワガタ
国産ミヤマ
アンタエウス
パラワンオオヒラタ
スマトラオオヒラタ
アルキデスオオヒラタ【終了】
マンディブラリスフタマ タ
セアカ(パリー)フタマタ
ラ コダールツヤ【終了】
インターメディアツヤ【終了】
パプアキンイロ
メタリフェルホソアカ【終了】
ミニスゼッチホソアカ
プラティオドンネブト【終了】

カブトムシ
ヘラクレスヘラクレスオオカブト
ネプチューンオオカブト【終了】
コーカサスオオカブト【終了】
アブデルスツノカブト【終了】

飼育方法
クワガタの産卵セット方 法
カブトの産卵セット方法
飼育する虫を選ぶ

ETC
レッツクワガタライフ♪
(;゚{}゚)ダニ! コバエ!線虫!
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